咳と漢方治療

April 15, 2019

気温の変化が激しく、咳の患者様がふえてきました。喘息、気管支炎などいわゆるきれいに診断がついて、西洋薬が著効する患者様もいますが、どれも西洋医学的にきれいに診断がつかず、治療をしてもなかなか軽快しないかたも多くみえます。西洋治療をしても効果がない場合は漢方治療が有効なことがあります。まず、咳がでるメカニズムは完全にはわかっていません。ただ、咽喉頭と気管と食道と胃の間に咳の出る受容体があります。そこへの刺激で咳がでることがあります。漢方の世界では気虚という言葉があります。これは気のうっ滞とでもいいましょうか。咳の患者様にも、気虚の方がみえます。喉にものがへばりついたような感じがするという場合です。喘息の方でも、いわゆる苦しい咳嗽はよくなったが、のどの違和感だけがずっと続くという方がかなりいます。喉からの咳というものは結構やっかいです。このような場合は、いろいろと処方はあるのですが、私がよく処方するものは半夏厚朴湯です。他、喉からの咳には桔梗湯や場合によっては小建中湯を使うこともあります。咳嗽に比較的よく処方するものが麦門冬湯です。このくすりは、乾いてつらい咳にたいして、痰ををでやすくして、すべらして、楽にするといった作用があります。逆に言えば喀痰が大量にでるような咳嗽にはあいません。咳がひどい場合は、麦門冬湯と半夏厚朴湯では効果がないことがあります。そういう場合には、例えば、麻杏甘石湯、さらにひどい場合には、越婢加朮湯と半夏厚朴湯、五虎湯を併用したりします。西洋薬と併用することも多いです。興味のある方は申し出ていただければ、幸いです。

 

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