抗インフルエンザ薬どれがいいでしょうか?

January 11, 2019

 

インフルエンザが流行しています。名古屋市では、定点あたりの患者数が20をこえました(おおむね、1週間に1医療施設で20人以上のインフルエンザ患者さんがでていると考えていただければいいです)。インフルエンザ薬は現在、内服で2種類、吸入で2種類、点滴で1種類の計5種類あります。これだけあるとどれがいいのか迷ってしまいますよね。

インフルエンザ薬はまず、オセルタミビル(商品名タミフル)が2001年2月に薬価収載されました。我が国は処方薬剤は承認が必要です。承認されるには、効果と安全性を証明しなければなりません。承認をへたうえで、薬価収載されるという順番です。その後、吸入や点滴、さらには一回飲んだら終わりという簡便なのインフルエンザ薬が承認、薬価収載されました(詳細はこちら)。しかしながら、これらの薬は、オセルタミビル(タミフル)と真っ向勝負をして、効果がうわまったという薬剤はないようです(主要評価項目で)。主要評価項目というのは、勝負するときに、ここで勝負しようよとする一番大事な項目です。野球でいえば試合終了時の点数が主要評価項目でしょう。ですから、他のHR数、三振数などの副次評価項目がどうであっても、試合終了時に主要評価項目である、点数が多い方が勝ちというルールがあります。臨床試験もこのようにルールがあります。ここからは私見ですが、一番多くの患者さんにつかわれてきたものはオセルタミビルで、効果と安全性の実績があります。一時、あれだけ問題になった薬が生き残るというのは、そもそもの薬が有効であるということでしょう。一日ですませたいという特段の要望がない場合はオセルタミビルが安心のような印象はあります。もちろん、他の薬剤も吸入で直接ウィルスに効果がありそうである、一回投与で済み楽であるという、いい点があり、なおかつ、タミフルに比べて、そこまで大きな遜色がなく、さらには厳しい我が国の承認をえていることを考えれば、一考に値するとは思います。

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